唯一の樹の下で

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純粋にモノを見ていた。
空は蒼く、月は綺麗で、時間なんかずっとあるものだと思ってた。
春になれば桜を愛でて、雨が降る憂鬱な梅雨を、雷と共に過ごした。

気付けば華は枯れてた。

雲は高く、陽は暖かく、好きな人はまだあどけなかった。
秋になれば木の葉を集め、雪の降る冷たい冬を、君の手と共に紡いだ。

今になれば、なんてイトオシイ過去達。
過ぎ去った日々は、やはり元には戻らず、
気付けば暗闇に一人佇んだまま。

青春の偶像に縛られたまま、あえなく僕は身を悶えさせ。

だからって、ずっとそこに留まっている訳にはいかない。
さて、殺すのは、誰だ。
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2005 09/04
【コメント】
青春はシームレスに終わりへとシフトする。

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