唯一の樹の下で

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ただ空を見上げた。翡翠色の空。夢うつつ。
朝の光は心に清く、囀る小鳥の夢見せる。
亡くした物はまだ見付からず、
遊んだいつかは今夢の中。

嵐のような精神の中、見せる心はMerry-go-round
甘い蜜は吸わせてくれず、あからさまな嘲笑の渦。
前衛的な色と、大音響の「何か」の中、
人々は笑う、笑う。

さ迷える眼は銃を握り、
濡れた華を淫らに摘む。
浅はかな考えはとうに消え失せ、
最後に残るは罵りの雨。

銀色の霰は空から降る事無く、
愛すべき人は何処かに見つかる事もなく、
憂いを掲げた誰かが、また傍で倒れる。

あの日のいつかは過去ではなく、
ついさっきの今も消え、
昔を懐かしむ未来だけが、ただ行く先に待っている。
押し流す時の本流に身を任せる事なく、
ただ見つめる。

雷雲は東に去り、去った後に虹が出る。
虹の足元は霧にかすみ二度と見つかることはない。
さようなら。
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2002/06
【コメント】
何も伝えたくない。
自己満足。オナニー。

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