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唯一の樹の下で

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桜の花はすこし吹いた風の所為で散ってしまった。
星の光は雲に隠れた。

僕は見上げた。
桜であったものを。
星がいたところを。

朝の空気は人の波の所為で汚れてしまった。
太陽の光はビルで途絶えた。

僕は見上げた。
空気のあった所を。
太陽の見えた場所を。

歩く。
二度と後ろを振り向かないように。

歩く。
もう一度上を目指すために。

叫ぶ。
二度と光を消さないように。

叫ぶ。
もう一度光を見るために。

桜の花は青い葉をつけ始めた。
星の光は切れ目から差した。

僕は見上げた。
桜の生命を。
星の瞬きを。

朝の空気はまた澄みはじめた。
太陽の光はまた登りはじめた。

僕は見上げた。
穢れゆく空気を。
途切れゆく太陽を。

歩く。
二度と光を消さないように。

歩く。
もう一度光を見るために。

叫ぶ。
二度と後ろを振り向かないように。

叫ぶ。
もう一度上を目指すために。
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2002/06
【コメント】
その名の通りPunkな感じの曲調を意識。
あと「短い反抗期」みたいなのとか
「パンクのなりそこない」みたいな感じ。

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