唯一の樹の下で

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唯一の樹の下で > TEXT > betrayal〜a person's...〜

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遠くで誰かが呼ぶ声。
行きたくない。
出て行きたくない。

近くで何かが囁く。
知らない。
もう知りたくない。

信じてるよ、とも
愛してるよ、とも

それは貴方の優しさ?
それとも、子供が見せるような無邪気な残酷さ?
わからない。
わかりたくない…。

「変わらないで」と
貴方は言う。

「変わらないさ」と
僕は言う。

貴方はまだ気付いていない。

「僕はそんなに強くない…」

最後にに僕の前で、
小さく僕の前で…

…君が笑った。

それは、優しい微笑だったのだろうか?
それは、見下した嘲笑だったのだろうか?

それとも、僕の見た幻影だったのだろうか…?

-笑う声

それは自分が望んだ状況だったのか…
人の中に入り込む事も出来ず、
人に支えられる事もなく、
人に気遣われる事もなく。

それは自分が求めた景色だったのか…
人にアピールする事も出来ず、
自分を強く持てず、
人に期待されず。

ただ無性に悲しく、
「俺はここにいる!」と
叫んでみても、
人々は流れを変えず、
楽しそうに、暖かそうに笑っている。

―――ボクハズットワラエナイ―――

なぜそうなったのか、
自分にもわからず、
ただ相変わらず聞こえてくる笑い声、
僕は壊れ…。

ただ無性に悲しく、
「俺に構ってくれ!」と
叫んでみても、
人々は顔を変えず、
面白そうに、嬉しそうに笑っている。

―――ダレカボクヲタスケテクレ―――

いつから壊れたのか、
自分にもわからず、
ただ相変わらず聞こえてくる笑い声、
僕を壊し…。

自分が望んだ状況…あまりに悲しく、
自分の望んだ景色…すでに虚ろで、
僕を壊した人達…ずっと嬉しそうで…

―――ボクハモウワラエナイ―――
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2001/08
【コメント】
若かったなぁ。
あぁ、恥ずかしい。

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