一と言う数字、全ての根源であり、全ての終焉である数字。
語弊はあるが、全ての数字。
いつぞやの夜。
銀色の月がかかる夜。
郷愁を誘う風景の中、見上げれば月一つ。
深遠たる深みの中に、磊落な反射鏡。
言うなればそれは透明な紐。
自分の首を絞める、真綿の綱。
伸縮自在な腕があるとして、それは諸所の場面で役立つか否か。
一人では役立つだろう。
二人では役立つだろうか?
複数人では、多分研究対象にしかならない。
人生、不便な物だ。
君は泣いて寂しさを伝える。
誰かに。
彼に。
僕に。
徒に自分を消費して、己の意義を他人で定義する。
それが悲しくて君はまた泣くのだろうか。
なんて後味の悪い。
なんて悲しい。
いらない苦労は買いたくない。
いつも自然体でいたい。
周りが笑顔でいて欲しい。
なんでこんな簡単な事すら、願うだけで難しいのだろう。
それは誰のせいか?
ここまで肥大・複雑化してしまった現行のシステムの中では、
根源を探す事すら難しい。
ああ、人生はこんなにも不便で不条理な中に成り立っている。